品質管理とPDCAサイクル
成果物の品質向上には、PDCAが欠かせない。
要点まとめ
- PDCAは、継続的なチェックと改善の循環プロセス
- 原因を知り、改善策を策定し、実行する
- PDCAを回す中で、得られたノウハウを蓄積・共有する。次回のプロジェクトに活かす
PDCAサイクルとは
プロジェクトマネジメントは、
- 成果を定義すること
- 成果を出す為の計画を練ること
- 計画通りに進んでいるかを継続的にチェックし改善していくこと
継続的なチェック・改善プロセスをPDCAサイクルと呼ぶ。この4段階のプロセスを回すと、品質が向上していく。
スケジュール管理におけるPDCA
- Plan:実施内容の設定をする。過去の経験も考慮する。
- Do:タスクの実行をする
- Check:計画通りの効率で要望する水準の品質で出来ているかを確認する。問題が発生している場合、担当者の能力なのか、素材調達なのか、責任者の確認待ちなのかをチェック(確認)する。
- Act:原因を改善するための方法を練る。担当者変更、増員、タスク日数の見直しをする。
- 再度、Planに戻り計画を練る。Checkで得られた原因は、情報共有する。
予算管理におけるPDCA
制作会社側で作業単価の変更や、クライアント側で予算の変更がされることは稀である。
見積や予算の精度を上げる為にPDCAをするとよい。
- Plan:各タスクに対して予算を割り当てる
- Do:タスクを完了
- Check:作業の完了にかかった労働時間を測定し、想定費用の妥当性を考える
- Act:標準単価の見直しを行い、情報蓄積する。
WEBサイトの運用におけるPDCA
- Plan:利益計画・ROIを元に、PVやCVRのKGIを設定。それらを達成するための方法と期間単位毎のKPIを設定する
- Do:マーケティングやクロスプロモーションを実施。
- Check:KPIと実績数値を比較。
- Act:目標を上回っている場合は継続する。下回った場合は原因を突き止め、改善案や追加施策をたてる。
WEBサイトやECサイトの場合、解決すべき課題や量によって、3か月~1年といった機関が必要な場合がある。
PDCAサイクルの具体例
WEBサイト運用のアクセス解析データを利用したPDCAサイクルの例
ユーザー満足を向上させる
- セッションごとの平均PV
- 平均セッション時間
- 直帰率
上記の数値が上がれば満足度は上がっていることになる。また、3つの指標は関連性がある。
セッションごとのPVが上がれば、直帰率がさがり、平均セッション時間も上がる。
直帰率の高低がユーザー満足度の代表的な指標になる。
「関連記事」のレコメンドや、「次へ・前へ」のボタン、「カテゴリトップに戻る」も有効的。
また、ページ表示速度の向上施策、ファーストビューでメッセージやサマリーを伝える、テキストの可読性を高める、操作性を高める施策も重要。
問題のあるページを発見する
- デザインやユーザービリティの観点
- アクセス解析データで「アクセスがあるのに、直帰率が高いページ」
ユーザーサイト内で最初に目にするページは、LP。
LPで得たい情報を得られなかったり、悪い印象を抱くと、直帰率が高くなる。回遊行動や、CVしたくないと心理状態になってしまう為だ。
問題のあるページは、直帰率が平均よりも低いページとして調べるとよい。
ユーザーの深いニーズをつかむ
1~2語は、漠然としたニーズの場合が多い。
3~4語以上で検索するユーザーは、欲しいものが具体的に決まっていて、直ぐに行動に移す。つまり、CVが欲しいなら複合キーワードを狙う。
このようなキーワードを、ロングテールキーワードという。検索数は少ないが、目的が明確なのでCVに至りやすいのだ。
ロングテールキーワードを参考に、新規コンテンツを考えたり、既存コンテンツを改善する事が、コンバージョン増加に貢献する。

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