相互関係と相関関係の違い

2023年10月9日

「相互関係(Association)」と「相関関係(Correlation)」は、統計学やデータ分析の文脈で頻繁に使用される用語ですが、異なる概念を表します。以下にそれぞれの違いを説明します:

  1. 相互関係(Association):

    • 相互関係は、2つ以上の変数(通常はカテゴリカル変数)が互いに関連しているかどうかを示します。つまり、一方の変数の値が変化すると、もう一方の変数の値も変化する可能性があることを示します。

    • 相互関係は主にクロス集計分析やカイ二乗検定などを用いて評価されます。クロス集計分析では、カテゴリカル変数同士のクロス集計表を作成し、カテゴリ間の連関を評価します。

    • 例えば、性別と購買行動のカテゴリカルデータを考えると、性別と特定の製品購買の関連性を調べることができます。男性と女性の間で購買傾向に差異がある場合、性別と購買行動は相互関係があると言えます。

  2. 相関関係(Correlation):

    • 相関関係は、2つの数量変数(通常は連続変数)が互いにどの程度関連しているかを示します。つまり、一方の変数の値が増加すると、もう一方の変数の値がどのように変化するかを評価します。

    • 相関関係は主にピアソン相関係数、スピアマンの順位相関係数、ケンドールの順位相関係数などの統計的手法を使用して評価されます。これらの係数は、2つの数量変数の間の線形または順位に基づく関連性を測定します。

    • 例えば、身長と体重の数量変数を考えると、身長が増加すると通常体重も増加する傾向があるため、身長と体重は正の相関関係があると言えます。逆に、身長が増加すると体重が減少する場合は負の相関関係があると言えます。

要約すると、相互関係は主にカテゴリカル変数同士の関連性を評価し、相関関係は数量変数同士の関連性を評価します。どちらの概念も異なる種類のデータ間の関連性を理解するために非常に重要ですが、評価方法と対象変数の種類が異なります。