ミュータブル

“ミュータブル"(Mutable)とは、プログラム内で変更可能なオブジェクトやデータ構造を指す用語です。ミュータブルなオブジェクトは、その内容や状態を変更できます。つまり、オブジェクトが作成された後でも、その内容を追加、削除、または変更することができます。

一方、"イミュータブル"(Immutable)なオブジェクトは、作成後に変更できないオブジェクトを指します。イミュータブルなオブジェクトの内容は変更できません。変更しようとすると、新しいオブジェクトが生成されます。

ミュータブルなオブジェクトの一般的な例には、以下が含まれます:

  1. リスト(List): Pythonのリストはミュータブルであり、要素を追加、削除、変更できます。

  2. ディクショナリ(Dictionary): ディクショナリもPythonでミュータブルなデータ構造で、キーと値のペアを追加、削除、変更できます。

  3. セット(Set): Pythonのセットもミュータブルで、要素の追加、削除が可能です。

  4. オブジェクトの状態: カスタムクラスで作成したオブジェクトの状態(属性)は、通常、ミュータブルです。オブジェクトの属性を変更できます。

ミュータブルなオブジェクトは、その場で変更できるため、プログラムの柔軟性を向上させる場面で役立ちます。ただし、変更可能な性質は注意を必要とし、バグの原因となる可能性があるため、注意深く扱う必要があります。

一方、イミュータブルなオブジェクトには、整数、浮動小数点数、文字列などが含まれます。これらのオブジェクトは不変で、変更できないため、予測可能で安全な動作を提供します。