クラスの特殊メソッド 加算「+=」 __iadd__

Pythonのクラスにおいて、加算代入演算子 += をカスタマイズするには、__iadd__ メソッドをクラス内で定義します。この特殊メソッドを実装することで、オブジェクト自体を変更して加算を行うことができます。以下は、__iadd__ メソッドを使って加算代入演算子 += をカスタマイズする例です:

python
class MyNumber: def __init__(self, value): self.value = value def __iadd__(self, other): if isinstance(other, MyNumber): # もしもotherがMyNumberのインスタンスであれば、オブジェクト自体を変更して加算を行う self.value += other.value else: # もしotherがMyNumberのインスタンスでない場合、例外を発生させるか、エラーメッセージを返すなどの処理ができます raise ValueError("Can only use += with MyNumber instances") def __str__(self): return str(self.value) # インスタンスを作成 num1 = MyNumber(5) num2 = MyNumber(3) # 加算代入演算子を使用 num1 += num2 print(num1.value) # 結果: 8

この例では、MyNumber クラス内に __iadd__ メソッドが定義され、+= 演算子を使って num1num2 を加算することができるようになります。num1 += num2 の演算が行われると、__iadd__ メソッドが呼び出されて、num1 オブジェクト自体が変更されます。

__iadd__ メソッドは、オブジェクトの状態を変更するためのカスタマイズを提供します。他の演算子に対しても同様に、特殊メソッドを使用してカスタマイズできます。