DRY原則

DRY(Don’t Repeat Yourself)原則は、ソフトウェア開発の設計原則の1つで、コードの重複を最小限に抑えることを奨励します。DRY原則は、同じコードや情報を複数の場所で繰り返すことを避け、ソフトウェアの保守性、可読性、および効率性を向上させることを目的としています。DRY原則の主要なポイントには以下が含まれます:

  1. 同じことを繰り返さない: コードやデータの断片を同じロジックや情報の異なる場所に何度もコピーせず、1か所にまとめることが重要です。

  2. 一元管理: 同じ情報やロジックは1つの場所で管理し、変更が必要な場合にはその場所だけを修正することができるようにします。これにより、変更に対するエラーや不整合のリスクが低減します。

  3. 可読性と保守性: DRY原則を遵守することは、コードの可読性を向上させ、コードベース全体を理解しやすくします。また、修正や更新の際に修正箇所を特定しやすくし、ソフトウェアの保守を容易にします。

  4. 効率性: 同じコードを何度も繰り返すことは、無駄な作業であり、コードのサイズを増やし、バグの発生リスクを高めます。DRY原則を遵守することで、コードベースがより効率的になります。

DRY原則は、プログラミング言語やテクノロジに依存しない一般的な原則で、さまざまなソフトウェア開発方法論やパラダイム(オブジェクト指向、関数型プログラミングなど)で適用されます。DRY原則は、リファクタリング(コードの再設計)やデザインパターンの適用を通じて実現されることが多く、コードの品質向上に貢献します。

DRY原則の対照概念として、「WET」(We Enjoy TypingまたはWrite Everything Twiceとも呼ばれる)があり、WETはDRY原則の反対で、コードの冗長性と重複を奨励するものではなく、避けるべきものです。