イミュータブルとは
イミュータブル(immutable)とは、変更不可能なオブジェクトやデータ構造を指します。つまり、一度作成された後にその内容を変更できない性質を持っています。Pythonでは、多くの組み込みデータ型や一部の組み込みオブジェクトがイミュータブルです。
以下は、Pythonでよく使われるイミュータブルなデータ型のいくつかです。
- 整数(int): 一度作成された整数オブジェクトの値を変更することはできません。
python
x = 5 x += 1 # これは新しい整数オブジェクトを作成し、xに再代入される
- 浮動小数点数(float): 整数と同様に、一度作成された浮動小数点数オブジェクトの値を変更することはできません。
python
y = 3.14 # yの値を変更することはできない
- 文字列(str): 文字列オブジェクトはイミュータブルです。一度作成された文字列オブジェクトの内容を変更することはできません。
python
s = "hello" # s[0] = "H" # これはエラーになる(文字列はイミュータブルなので変更不可)
- タプル(tuple): タプルは不変なシーケンス型です。一度作成されたタプルの要素を変更することはできません。
python
t = (1, 2, 3) # t[0] = 4 # これはエラーになる(タプルはイミュータブルなので変更不可)
イミュータブルなオブジェクトは、変更不可の性質を持つため、変更される心配がない場面や、安全性が求められる場面で使用されます。一方で、リストや辞書などのミュータブルなデータ型は、内容が変更可能であり、柔軟なデータの操作が可能ですが、適切に管理しなければ予期せぬ変更が発生する可能性があります。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません