クラス
「クラス(Class)」は、オブジェクト指向プログラミング(OOP)の基本的な概念の1つで、オブジェクトを生成するための設計図やテンプレートとして機能します。クラスはデータ(属性)と操作(メソッド)をひとまとめにし、それらを共通の特性や振る舞いを持つオブジェクトの生成に使用します。
以下はクラスに関する基本的な要素と用語についての説明です:
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属性(Attributes):
- クラス内で定義された変数のことを属性と呼びます。これらの属性はクラス内のデータを表現し、オブジェクトごとに異なる値を持つことができます。
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メソッド(Methods):
- クラス内で定義された関数のことをメソッドと呼びます。メソッドはオブジェクトの操作を定義し、オブジェクトごとに異なる振る舞いを持つことができます。
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オブジェクト(Objects):
- クラスの設計図をもとに生成された実体をオブジェクトと呼びます。クラスから生成されるオブジェクトは、クラスの属性とメソッドを共有しますが、それぞれのオブジェクトは異なる属性値を持つことができます。
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インスタンス(Instances):
- クラスから生成されたオブジェクトは、そのクラスの「インスタンス」とも呼ばれます。インスタンスはクラスの実体であり、特定のオブジェクトを指します。
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カプセル化(Encapsulation):
- クラスは属性とメソッドをカプセル化し、外部からの直接アクセスを制限します。これにより、データの隠蔽(情報の隠匿)が実現され、クラス内の状態が保護されます。
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継承(Inheritance):
- クラスは他のクラスを継承し、継承元のクラスの属性やメソッドを継承できます。これにより、新しいクラスは既存のクラスの機能を拡張または修正できます。
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ポリモーフィズム(Polymorphism):
- クラスとメソッドの多様性をサポートし、同じメソッド名を異なるクラスで使用することができます。ポリモーフィズムにより、異なるオブジェクト型を同じインタフェースで操作できます。
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抽象クラス(Abstract Class):
- 抽象クラスは、インスタンス化できないクラスであり、他のクラスが継承してメソッドを実装するための設計図を提供します。
クラスは実世界のエンティティやコンセプトをモデル化するための強力なツールであり、コードの再利用性、保守性、構造化に貢献します。例えば、車のクラスは「車」の設計図であり、このクラスから生成されたオブジェクトは個々の車を表現します。車のクラスには「加速」や「ブレーキ」といったメソッドが含まれ、これらのメソッドを呼び出すことで各車の動作を制御できます。

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