クロージャー

クロージャー(Closure)は、プログラミング言語の概念で、関数とその関数が参照する外部変数(変数スコープ)との組み合わせを指します。クロージャーは、関数が他の関数内にネストされている場合や、関数が関数を返す場合によく見られます。クロージャーは、外部変数の値を保持し、その変数にアクセスできる関数を作成する概念です。

以下はクロージャーの基本的な例です:

python
def outer_function(x): # outer_function内のローカル変数 def inner_function(y): return x + y # outer_functionの引数xにアクセス return inner_function # inner_functionを返す # クロージャーを作成 closure = outer_function(10) # クロージャーを使用 result = closure(5) # outer_functionのxとinner_functionのyを合計 print(result) # 出力: 15

この例では、outer_function 内で inner_function が定義されており、inner_functionouter_function の引数 x にアクセスして使用しています。また、outer_functioninner_function を返しています。これにより、outer_function が呼び出されたときに生成された closure と呼ばれるクロージャーが、外部変数 x を保持し、後で closure を使用すると x の値を参照できます。

クロージャーは、データカプセル化や関数ファクトリの実装、コールバック関数の生成など、多くのシナリオで有用です。クロージャーを使用することで、変数スコープの制御を強化し、関数内のデータを保護しながら外部とのやり取りが可能になります。 Pythonなどの多くのプログラミング言語で、クロージャーの機能がサポートされています。