ポリモーフィズム
ポリモーフィズム(Polymorphism)は、オブジェクト指向プログラミング(OOP)の概念で、同じ名前のメソッドや関数が異なるクラスやデータ型に対して異なる振る舞いを示す能力を指します。ポリモーフィズムは、コードの再利用性、柔軟性、効率性を向上させ、オブジェクト間の相互作用をより容易にするために使用されます。
ポリモーフィズムには次の2つの主要な形態があります:
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動的なポリモーフィズム(Dynamic Polymorphism):
- 動的なポリモーフィズムは、実行時にメソッドの呼び出しや関数の実行が決まる形式です。
- これは通常、オーバーライド(メソッドの再定義)によって実現されます。サブクラスがスーパークラスのメソッドをオーバーライドすると、サブクラスのオブジェクトに対してそのメソッドが呼ばれると、サブクラスの実装が実行されます。
- 例: 前述の「継承」セクションで説明したように、スーパークラスのメソッドをサブクラスでオーバーライドすることで、同じメソッド名で異なるクラスに異なる振る舞いを持たせることができます。
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静的なポリモーフィズム(Static Polymorphism):
- 静的なポリモーフィズムは、コンパイル時にメソッドの呼び出しや関数の実行が決まる形式です。
- 静的なポリモーフィズムは関数のオーバーロードやオペレータのオーバーロードなどで実現されます。同じ名前の関数や演算子が異なる引数の型に対して異なる実装を持つことができます。
- 例: C++やJavaなどの言語では、関数のオーバーロードによって同じ関数名で異なる引数の型を受け入れることができます。
ポリモーフィズムの主要な利点は、コードの柔軟性を高めることです。これにより、異なるオブジェクトやデータ型に対して同じ名前のメソッドを使用して、統一されたインターフェースを提供できます。これにより、コードの再利用が容易になり、アプリケーションの拡張性と保守性が向上します。

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