辞書内包表記

辞書内包表記(Dictionary Comprehension)は、プログラム言語の一部で、新しい辞書を作成するためのコンパクトな方法です。リスト内包表記と同様に、辞書内包表記はループや条件を使用して要素を生成し、新しい辞書を効率的に初期化できる方法です。Pythonなどの多くのプログラム言語でサポートされています。

辞書内包表記は通常次の形式を取ります:

css
{key_expression: value_expression for item in iterable}

この式は、iterable と呼ばれるコレクション(通常はリストや範囲)を反復し、各要素に対して key_expressionvalue_expression を計算し、それらをキーと値として持つ新しい辞書を作成します。

以下は、Pythonでの辞書内包表記の例です:

python
# リストから辞書を生成 fruits = ["apple", "banana", "cherry"] fruit_dict = {fruit: len(fruit) for fruit in fruits} print(fruit_dict) # 出力: {'apple': 5, 'banana': 6, 'cherry': 6} # 条件を使用した辞書内包表記 even_numbers = [x for x in range(10) if x % 2 == 0] even_dict = {x: x * 2 for x in even_numbers} print(even_dict) # 出力: {0: 0, 2: 4, 4: 8, 6: 12, 8: 16}

上記の例では、最初の例ではリスト fruits から各要素の長さを値とし、要素自体をキーとした辞書を生成しています。2番目の例では、0から9の範囲から偶数の数を選択し、それらを2倍にしてキーと値とした辞書を生成しています。

辞書内包表記は、リスト内包表記と同様にコードの簡潔さと可読性を向上させ、辞書の初期化や変換に便利です。また、効率的なデータ構造の作成に役立ちます。