docstring

「docstring(ドックストリング)」は、プログラムのソースコード内に埋め込まれた文書化された文字列のことを指します。ドックストリングは通常、モジュール、関数、クラス、メソッドなどのコード要素に関する説明やドキュメンテーションを提供するために使用されます。プログラムのソースコードを読んで理解し、ドキュメンテーションを生成するツールや環境によって利用されます。

ドックストリングは一般的に、次のような情報を含むことがあります:

  1. モジュールの説明: モジュール全体に関する説明、目的、使用方法など。

  2. 関数やメソッドの説明: 関数やメソッドの目的、引数、戻り値、使用法など。

  3. クラスの説明: クラスの目的、属性、メソッド、使用法など。

  4. パラメータの説明: 関数やメソッドの引数に関する説明。

  5. 戻り値の説明: 関数やメソッドの戻り値に関する説明。

  6. 使用例: コードの具体的な使用例や例題。

プログラム内のドックストリングは通常、コードエディタ、統合開発環境(IDE)、ドキュメンテーション生成ツール、コード解析ツールによって抽出および表示されます。Pythonのような多くのプログラミング言語は、特定の慣習や規則に従ったドックストリングの形式をサポートしています。

Pythonにおけるドックストリングの例:

python
def add(a, b): """ 2つの数を加算する関数 この関数は2つの数値を受け取り、それらを加算して返します。 Args: a (int): 加算する数 b (int): 加算する数 Returns: int: 加算結果 """ return a + b

Pythonでは、トリプルクォート("""または''')で囲まれた文字列が関数やメソッドのドックストリングとして認識されます。これらのドックストリングは、help()関数やドキュメンテーション生成ツール(例: Sphinx)を使用してドキュメント化するのに役立ちます。

ドックストリングを使用することで、コードの可読性が向上し、コードの理解や保守が容易になります。また、自動化されたドキュメンテーション生成やコード解析ツールを使用することで、プロジェクトのドキュメンテーションを簡単に生成できます。