PEP
PEP(Python Enhancement Proposal)は、Pythonコミュニティによって提案され、議論され、採択されたPythonプログラミング言語の変更や新機能に関する文書です。PEPはPythonの設計と開発プロセスの一部として使用され、新しい機能の提案や言語の改善を進めるための枠組みを提供します。
PEPは、Pythonの主要なバージョンアップ(たとえば、Python 2からPython 3への移行)や、標準ライブラリの変更、言語の仕様の調整など、Pythonの進化と改善に関する提案を扱います。
PEPの主な要素:
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PEP番号: 例えば、PEP 8やPEP 20など、一意の識別子としての番号が付けられます。
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タイトル: PEPの目的を簡潔に説明するタイトル。
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著者: PEPを提案した人や団体の情報。
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ステータス: PEPの進行状況を示すステータス。草案、採択、棄却、実装済みなどが含まれます。
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提案の概要: PEPの概要と目的、変更点、新機能についての説明。
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関連するPEP: 他のPEPとの関連性を示すリンク。
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実装例: PEPの提案が実際にどのように動作するかを示す実装例。
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参考資料: 関連する文書、リンク、参考文献など、提案の理解を助ける資料。
PEPはPythonの設計者や開発者、コミュニティメンバーによって提案され、Pythonのバージョン管理システムに格納されます。PEPの承認プロセスは、提案の詳細な議論と投票を通じて進行し、Pythonの設計と開発に影響を与えます。多くの場合、PEPが採択されると、将来のPythonバージョンに取り込まれ、Pythonの標準仕様や標準ライブラリの一部となります。
一般的なPEPの例には、PEP 8(コーディングスタイルガイド)、PEP 20("The Zen of Python"、Pythonの哲学)、PEP 257(関数とメソッドのドックストリングの規約)、PEP 333(WSGI Webアプリケーションインターフェイス)、などがあります。これらのPEPはPythonコミュニティのコーディング規約やプログラム設計に影響を与えており、Pythonプロジェクトの品質向上に寄与しています。

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