スタッフの役割と管理
スタッフの能力によって、作業効率や成果物の品質に大きな差が生じる。
要点まとめ
- 適切なタイミングで、能力・スキル・経験を持つ人に適切な役割を与え、プロジェクトに参加させる
- さまざまな職種のメンバーの専門性を発揮できる体制を用意することがPMの役割
- 各メンバーの役割を十分に理解し、うまく組み合わせたり、ゴールに向かって導くための知識や経験が必要
スタッフの役割
プロジェクトマネージャーは、さまざまな職種のメンバーを専門性を最大限に発揮できるようにするのが仕事。
マネジメント
クライアントからの受注業務は、コンペ参加や企画概要の提案、受注契約(アカウント)業務、プロジェクト予算とスケジュール管理、メンバー割り当てを行う。
社内プロジェクトは、企画立案、KPI、プロジェクト予算・スケジュール管理、メンバーの割り当てを行う。
営業、アカウントエグゼクティブ、プロデューサー、プロジェクトマネージャーが担当。
ディレクション
プロジェクトの実制作全体を統括を行う。
具体的には以下。
- コンセプト
- 詳細な企画立案
- 情報設計
- クリエイティブ(メッセージやデザイン)の基本方針
- プログラムの要件定義や詳細設計
- メンバーへ指示や進行管理・品質管理
ディレクター、インフォーメーションアーキテクトが担当
調査分析
プロジェクト初期段階でWEBサイトの構築に必要な調査分析を行う。
- 市場動向
- 競合他社
- 採用するテクノロジー
- 利用可能なWEBサービス
- ソーシャルメディア
コンサルタント/アナリストが担当。
コンテンツ制作・デザイン制作
コンテンツ制作とは、コンテンツ制作の為の取材・執筆をすること。
デザイン制作は、写真や映像を用意するためのロケ・撮影・編集をすること。また、カラースキーム設計、ビジュアルデザイン作成、コーディング、オーサリング等も行う。
コンテンツ制作は、プランナー、エディタ、ライター、カメラマンが担当。
デザイン制作は、アートディレクター、デザイナー、フロントエンジニアが担当。
システム開発
プログラミングのコーディング、サーバーやネットワーク環境の構築、データベースシステムの設定等を行う。
プログラマー、システムエンジニアが担当。
マーケティング
マーケティングプランの立案・実施計画を立てる。
マーケターが担当。
代表的なプロジェクトメンバーの役割
ディレクター
大きく2つの役割がある。
プロジェクト計画から、制作作業が進められるよう設計書や仕様書をまとめ、関係者間で認識をすり合わせ、調整する役割。
出来上がった設計書や仕様書を、デザイナーやコーダーに指示を出しながらクライアント担当者に対して原稿提出や成果物の確認を依頼し、必要な調整を行って完成させていく制作進行管理の役割。
デザイナー
設計書や仕様書と元に、ビジュアル表現を具体化する役割。
ユーザー体験を高める魅力的なWEBページやパーツの色や形状、使いやすく親切なUIデザインを行う。
プロジェクト計画の内容を元に、齟齬が起きないようにデザイナー、ディレクターに戻して判断する。
フロントエンジニア
設計書、デザイン案、仕様書を元に、HTML、CSS、Javascriptなどの言語でコーディングしWEBページという成果物に仕上げる役割。
CMSを設置する場合も多いので、CMSのカスタマイズも重要なスキル。
テクノロジー戦略と実装の全てを任せられる人材が必要とされている。
システムエンジニア
WEBサイトに必要な機能要件を定義し、プログラマーが実装できるようにロジックを策定する。
プログラマー
システムの機能を実装する役割、データベース、プログラミング言語、API等を利用する。
エディタ・ライター
エディタとは、WEBページで仕様する原稿、写真、レイアウトなどをより完成度の高いものにする編集デザインをする人。
ライターは、調査、取材、インタビューを通じて原稿を執筆する人。
小規模プロジェクトなら。一人でエディタ、ライターの役割を担う。
大規模プロジェクトなら、編集長の下に数名のライターがつく場合が多い。
プロジェクトメンバーの管理
各職種を理解したうえで、適切なスタッフの調達と配置を行う。
- 参加可能な期間
- 保有する能力やスキル
- 類似プロジェクトの経験
- プロジェクトにおける役割への興味
- 確保にかかるコスト
PMやプロデューサーは、メンバー能力(スキル・コミュニケーション力)の強化とメンバー間の円滑な交流を促し、プロジェクトチームを育成していく必要がある。
コミュニケーションツール、プロジェクト管理ツール、ファイル共有ツールを計画してケアをし続ける事が重要。
クライアント担当者と、作業担当者が直接コミュニケーションを取りながら作業を進めた方がよいケースと、ディレクターやPMやプロデューサーが間に入ったほうが良いケースがある。全体設計や、予算スケジュールの変更に関わる場合は、間に入る。それら以外は、直接連絡を取る方が効率的。

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