予算の設定と見積もり
予算設定には、スコープの定義が必要。数量ベースと期間ベースでの見積もり方法がある。
要点まとめ
- 予算設定に、スコープの定義が必要。
- 予算の主な構成要素は、人件費、リソース調達費、リスクヘッジ、利益
- 見積の計算方法は、数量ベースと期間ベースがある
スコープ定義
スコープ定義は、作業範囲を決める事。
プロジェクトマネジメントとは、リソース管理で決められたスケジュールと予算で完成させること。そのために、作業範囲を決める事が必要。
WEBサイト一式(企画~運用まで)の場合
- 詳細サイトマップ・コンテンツリスト
- ページ単位でのコンテンツ素材
- ページ単位での作業内容
- 簡単な要件定義(必要な機能や動作環境)
上記を細分化したタスクにしたものをWBSという。予算の段階でWBSを作成するのはコストがかかるが、より正確な予算の見積もりができるので、作成が理想。
全体予算の設定
スコープを達成するためのコストを、積算コストという。
積算コストに利益を乗せたのが、プロジェクト予算となる。
主なコストが人件費だが、人件費以外にも、ソフトウエア、ハードウエア、ライセンス、外注費等がかかるので、予想外の事が起こることを織り込んでプロジェクト予算を設定する。
スコープ定義が出来て、WBSができて、プロジェクト予算を立てた。その後プロジェクトが開始してから、追加の要望が入る場合がありスコープやWBSに変更が発生する。クライアントと制作会社の齟齬を無くすことが重要。でないと、お金の部分で揉めて、信頼関係が悪化して取引終了になる可能性がある。
見積方法
数量ベースは、画像加工や、HTMLの量産等の単純作業に適している。
単価×数量で算出する。5000円×50ページ=250,000円
期間ベースは、作業者によってクオリティが変わる高度で複雑な作業に適している。
スタッフ1日あたりの単価×数量で算出する。50,000円×5日=250,000円
他にも、見積算定方式と、前例比較算定方式と、科学的算定方式がある。
見積書の作成
- クライアント企業にとって分かりやすい項目名にする
- 項目が多い場合は、カテゴリー名をいれる
- 宛先と差出人を示す
- 発行日と有効期限を示す
- 社内管理のため、通し番号を振っておく
- 社判を押す(角印)
クライアントからのフォーマットがあれば、それに従う。納品場所や納期の記載も必要に応じて記載する。
見積書は、その後の契約書に結び付くための過程なので、スピーディに行う。PDF形式でメールにて送る場合が多い。
赤字の印影が必要な場合があるので、スキャンでPNGの透過で取り込んで利用する。通常、角印だが、代表印が必要な場合があるので両方データを取り込んでおくと良い。
最近は、クラウドサービスを利用した見積書や請求書作成も一般的。見積書から請求書のコンバート、郵送依頼、クライアント管理等の機能が使える。フォーマットとフローの統一ができるのもメリット。
上限予算と見積予算との兼ね合い
クライアントから、上限予算が提示された場合は、上限予算までの見積もりが許される。その分、見積額に見合ったサイトを納品する必要がある。
アイミツやコンペの場合は、見積額が低いとアドバンテージになるが、クオリティに金額を裏付けたものであれば採用される可能性は十分ある。
上限予算を提示されない場合は、無理に安くせず、適正な内容と価格で提案する。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません