帰納法(帰納的推論)と演繹法
帰納法
様々な事実や事例から、導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法
例えば、「今朝テレビでハチミツの効能について報道していた。また、同僚のA君も毎朝ハチミツを摂取していて体調がよくなったとのこと。他にも、定期購読している雑誌の中でハチミツが体に良いと紹介されている。よってハチミツは体調の改善に効果がありそうだ。」という考え方の場合、「テレビでの報道」「同僚の体験談」「雑誌の記載」といった事象を総合して「ハチミツが体に良い」という結論を導き出しています。
演繹法
普遍的な事実(ルール・セオリー)かを前提として、結論を導き出します。
人間は哺乳類。哺乳類は卵からは生まれない。よって、人間は、卵からは生まれない。
パソコンは、計算が早い。計算が早いのは天才。よって、パソコンは天才。
ビジネスシーンでの使い方
※以下引用 https://next.rikunabi.com/journal/20161101_s7/
例えば、帰納法は「男女数百人に水に対するアンケートをとった結果、8割の人が水を買うことに肯定的だった」、「スーパーやコンビニエンスストアで水を買う人は毎年少しずつ増加している」、「別のアンケートでは公共の水飲み場や水道の水を飲まないという人の割合が7割を超えた」という3つのデータがある場合、これらを前提として「飲料用水は今後も売れ続ける」という推論を導き出すことができるでしょう。
このようにマーケティングやアンケートの結果を重視し、論理展開を行うのが帰納法です。前提に普遍的事実があるかないかよりも、観察した結果から導き出される納得感を重視するため、一定以上のサンプルや事例の量があれば帰納法は効果的といえるでしょう。
これに対して演繹法は、前提となる原理原則に関する正確な知識が必要です。そのため、新商品やサービスの開発時に効果的といえるかもしれません。新しい商品やサービスを開発するためには、その素となる知識や技術が必要で、いくら商品やサービスが画期的であっても、知識や技術を当てはめることができなければ商品として成立しえないでしょう。また、物事を戦略的に考えたり、組織構成を立案したりといった場合にも演繹法が適していると考えられます。
つまり、それまでの実績をもとに次の戦略を決定し、利益(結論)につなげるという流れです。失敗が許されない責任重大な立場におかれるほど、演繹法を使うシーンが増えてくるでしょう。
営業やマーケティングなど数多くのサンプルから傾向を導き出すときは帰納法を、事業方針や戦略立案など過去の実績の上に次の展開を積み重ねるときは演繹法を使うなど、状況に合わせて使い分けていきましょう。

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