KPIの設定
WEBサイトの制作と運用には、KPIの設定は重要。
KPIは、サイト全体、施策単位、ソーシャルメディア、広告にも設定し、ブラッシュアップに活かす。
要点まとめ
- KPIは、最終目標(KGI)までのプロセスの達成度合いを測る指標。
- KGIやKPIをツリー状に描いたものを、KPIツリーという。
- パフォーマンスを正確に計測することに役立つ
- 以降の改善策を考える際の土台としても役立つ
- マーケティング活動にもKPIは役立つ。ソーシャルメディアや広告。
WEBサイトのKPI
KPIとは、最終目標までのプロセスの達成度合いを測る指標。
経営やマーケティングに使う。
KGIは、最終目標の達成度合いを測る指標。
- サイト全体のKPI
- 施策単位のKPI
例えば、コーポレートサイトの場合
- 問い合わせ数
- 資料請求数
- 採用応募数
- 来店予約数
- イベント予約数
- メールマガジン登録数
- 会員登録数
ECサイトでは以下
- 新規登録者数
- 購入者数
- 購入回数
- 購入頻度
- 購入単価
- 購入率
- 商品カテゴリーなどセグメント別の上記の値
以下施策KPI
施策KPIとは、サイトの継続的な改善(PDCA)の効果検証のために設定する。つまり、施策KPIは、運用工程で利用する。
- SEOを念頭に置いたサイト設計の見直しで、6か月後のオーガニック検索からの流入数を10%向上をKPIとする
- 電話番号をヘッダー部分で目立たせるデザインに変更し、1か月間の電話問い合わせ数20%の向上をKPIとする
- 記事ページそれぞれについて、前後記事への動線を目立たせるようにし、改善前後30日比較で離脱率15%の低下をKPIとする
メディアサイトの場合
- セッション数
- ユーザー数
- PV数
広告収入が収益モデルの場合は、アクセスがKPIに設定される。
反対に、ECサイトやコーポレートサイトの場合、アクセスをKPIとすることはほぼない。CVや売り上げに直接相関するとは限らないからである。
KPIツリー
KPIツリーとは、WEBサイトの改善プロセスで、KGIやKPIをツリー状に描いたもの。
例えば、「売上20%UP 」というKGIがあるとして、そのためのKSF(重要成功要因)はなにか、どのようなアクションプランが考えられるか、それぞれのアクションプランの成果を図るKPIは何かを明確にした資料。
個々の改善策がKGIに至るまでのどの部分に貢献しているのか、貢献度を測るKPIは何なのかを定義しておくことは、パフォーマンスを正確に計測するためにも、以降の改善策を考える際の土台としても、非常に重要である。
ソーシャルメディアのKPI
定量データと定性データの両面から評価する。
定量データは以下。
- ソーシャルメディアからWEBサイトへのトラフィック数の増減
- ソーシャルメディア経由のコンバージョン数の増減
- フォロワー数の増減
- エンゲージメント(アクション)の増減
- リマーケティングリストの増減
これらは、アクセス解析ツールと、ソーシャルメディアの標準機能で提供される画面で確認できる。
高度な分析ができる有償ツールもある。
リマーケティングリストを充実させ、広告がリーチする見込み客を増やすという活用目的によって、ソーシャルメディアマーケティングの厚みが増したといえる。
エンゲージメントは、Facebook投稿への「クリック、いいね、シェア、コメント」ツイッター投稿への「クリック、いいね、リツイート、返信」などが代表的である。
Facebookでは、インサイト。ツイッターではアナリティクスという画面で管理できる。
定性データとして、コメントや、シェア、ハッシュタグなどでひとつひとつの反響や、エゴサーチ(企業名、ブランド名、商品名、サービス名での検索)に基づき、ソーシャルメディアでの情報発信に対するユーザーの本音を定性データとして把握する方法がある。
個々のユーザーの気持ちを定性データとしてまとめておくことが重要。定性データは、未来予測としての情報が入っている。
広告のKPI
広告は投資が必要となるので、KPIを設定する。
- インプレッション数
- クリック数
- コンバージョン数
上記の組み合わせで、広告効果指標が計算できる。
- CTR=クリック数/インプレッション数×100
- CVR=コンバージョン数/クリック数×100
- CPC=広告費/クリック数
- CPA=広告費/コンバージョン数
費用対効果の指標は、CPAになる。1コンバージョンあたり、いくらかかったかという事。
例えば、ECサイトの場合
- 平均客単価;5000円
- 広告費:2000円(40%)
40%まで充てられるのであれば、CPAは2000円以下。なのでCPAは1500円とかにする。
広告の種類、ターゲティング方法、施策の中身によって、CPCやCPAに大きく差が出る。
また、既存の商品ページをLPにするのか、作りこんだLPを新たに作るのかでも成果は全く異なる。
広告は育てるものと思って、継続的な改善を繰り返す必要性を関係者に理解してもらう。
一回の購入に対するCPAを検討する場合と、LTVをもとにCPAを算出する場合とがある。
- LTV=月額料金×顧客の平均利用月数(5000円×36か月=180,000円)
- CPA=LTVのうち広告費に充てられる上限(LTV×30%=54,000円)
LTVのCPAが重要視されている理由は、広告その物が飽和状態になっており、LTVのほうが長期的な視点で広告予算を投下できる。
例えば、客単価5000円で、平均購入回数は3年で5回とすると、LTVは25000円となる。広告費に40%充てられるとしたら、CPAの上限は10000円となる。2000円の時と打てる施策が大きく異なる。
コンバージョンベースのCPAだけでなく、LTVベースのCPAも考慮する。

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