PythonのException(例外処理) tracebacklimitとは

Pythonの例外処理において、tracebacklimit(またはtb_limitとも呼ばれます)は、トレースバック情報(traceback)がどれだけ深く表示されるかを制御する設定です。トレースバックはエラーが発生した際に、エラーの原因となるコードの呼び出し履歴を示す情報であり、通常はエラーメッセージに含まれています。

tracebacklimitは、デフォルトでは無制限で、エラーが発生した場合にコールスタック全体を表示します。しかし、大規模なアプリケーションやデバッグ時には、トレースバック情報が過度に大きくなり、情報の過多につながることがあります。このような場合、トレースバックの深さを制限することが有用です。

tracebacklimitを制限するためには、sys モジュールの tracebacklimit 属性を設定します。以下は例です:

python
import sys

# トレースバックの表示を3つのフレームまでに制限
sys.tracebacklimit = 3

try:
    def a():
        b()

    def b():
        c()

    def c():
        d()

    def d():
        # ここでエラーを発生させます
        result = 10 / 0

    a()
except Exception as e:
    traceback.print_exc()

上記の例では、sys.tracebacklimit を3に設定し、エラーが発生した場合にトレースバック情報を3つのフレームまでに制限しています。これにより、エラーがどの部分で発生したかを特定しやすくし、冗長な情報を削減できます。

tracebacklimitを変更する際には、注意して制限の値を選択し、必要に応じてトレースバック情報の深さを調整してください。